Lunaria

ゲーム制作日記とキャラチップ素材公開。DLの際、報告代わりに拍手ボタンを押してくださると大変嬉しいです☆

どうしても書きたくなったので、SS。

うん。耐え切れなくなった。
この二人の話を少しでも書かないとたぶん爆発する(苦笑)。

製作にあたっても、この二人の話が出せるのって……
まだまだ先だもんなorz



ので、下手するとネタバレになりそうなSSです。






魔界と人界の様子を見守り、報告するのがわたくしの生まれた役目だった。



けれどわたくしは、一度としてこの役目を喜んだことはなかった。

魔界も人界も、それは凄惨な争いが起きていたから。


無残に打ち捨てられていく命を見てわたくしはいつも泣いていた。

わたくしの涙は人界に降り注ぐ雨となり、時に洪水を起こすこともあった。



けれどただ一人、わたくしの涙を止めた存在がいた。

それこそがあなただった。



魔界の王の一人、大悪魔であるあなた。

あなたは同胞達をいさめ、争いを鎮めていた。



わたくしは、主の傍に使える者。

あなたは魔界の王。



赦されるはずもない想い。

けれどわたくしは迷わなかった。

この身が堕ちたといわれても―――ただ、あなたのもとへ駆けていきたかった。



あなたは、愚か者だと笑ってくれた。

わたくしを受け止めてくれた。

そしてささやかだけれど、穏やかなときを二人で過ごした。



わたくしが、欲望の手に絡め取られ、あなたから引き離されるあのときまで。



それは主の意思。人間たちを導けと、主の命令が天から降りたその日。


赦されるはずのない想い……瞬きほどの幸せだった時間。

その罪が、この苦しみだというのなら―――。



わたくしはすべてを塵に返そう。



あなたのもとへ、帰りたい。


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ファイドラ(元ファイムルⅡ)製作雑記 | コメント:0 | トラックバック:0 |
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